どうも、みやしんです(@miya_shin55)
『ブルーピリオド』は器用貧乏でDQNな高校2年生(矢口八虎)が、
今まで興味も関心もなかった美大への進学をめざす漫画。
美大という「一見世間とはかけ離れた世界」への挑戦は、
読む人に「挑戦する勇気」や「希望」を与えてくれます。
『ブルーピリオド』は美大をテーマにしていることもあって、
絵がとても綺麗で、男女ともに好き嫌いなく見やすい漫画になっています。
『ブルーピリオド』登場人物
『ブルーピリオド』の登場人物を簡単に紹介します。
■矢口八虎(やぐちやとら)
高校2年生。森先輩の絵を見て絵を描く楽しさにハマる。美術を志す以上最難関の東京藝大を志望校に定める
■鮎川龍二(あゆかわりゅうじ)
通称ユカ。女装男子。八虎と同じクラスの美術部員。八虎を美術部へ誘った
■高橋世田介(たかはしよたすけ)
八虎と同じ予備校に通う高校2年生。その才能と技術と孤高の性格は八虎を発奮させる
■橋田悠(はしだはるか)
世田介の同級生。八虎と同じ予備校に通う
■森先輩(もりせんぱい)
美術部の先輩。書いた天使の絵が八虎を美術に開眼させた。武蔵野美術大学へ進学
■佐伯先生(さえきせんせい)
美術部の顧問。技術と見識と人間力で、やる気のある生徒には確かな指導を、そうでない生徒にはそれなりに楽しく
クセのある登場人物が多いですが、受験を控えた高校生の悩みや不安を美大という観点からリアルに描かれています。
「美術って特別なことだ」「美術って凡人には難しそう」と思いがちですが、この漫画を読むと美術への知識が分かりやすく解説されているので、美術の見方も変わる漫画になっています。
とくに佐伯先生はいいことをいいます!佐伯先生に注目!
『ブルーピリオド』1巻ストーリーネタバレあり
「俺はピカソの絵の良さがわかんないから」
「それが一番スゴイとされる美術のことは理解できない」
「俺でも描けそうじゃない?」
そんな主人公の八虎の語りから始まるこの漫画。
勉強も人付き合いも無難にできる八虎。
DQNを装いながら堅実に生きることが大事だと思っている高校生。
そんなある日、美術室で美術部が描いたであろう「天使の絵」に出会う。
「美術は面白いですよ、文字じゃない言語だから」
美術部の顧問、佐伯先生に言われたこの言葉から、
日常や自分の現状への疑問が膨らんでいきます。
「早朝の渋谷って青い」
いままで仲間にも言って来なかった自分の感覚を絵に描く。
それが人に伝わることで
「その時生まれて初めて ちゃんと人と会話できた気がした」
そんな新たな感覚が芽生え、絵にのめり込んでいきます。
高校2年生の進路に迷う時期、美術と出会った主人公が、
初心者ながら東京藝大を目指し動き出します。
それから美術部にはいり、予備校にはいる八虎。
他の人はずっと美術をやってきた人ばかり。
自分は
「天才じゃない」「特別じゃない」「やった分しかうまくならない」
そういう葛藤と戦いながら成長していきます。
これからどんな壁が待ち構えているのか。そんなことが気になる第1巻です。